業務用エアコンの取付工事を依頼したい、そんな場合はまず基本的な流れや設置場所などについて確認をしておきましょう。業務用エアコンの取付工事は家庭用とは異なり、完了までに長い時間がかかる場合もあります。天井埋込み型などを取り付ける場合、おおがかりな工事となる可能性もありますので、事前によく確認をしておくことが大切です。基本的な作業の流れは、まず搬入経路を確保して養生を行い、その後室内機と室外機を設置するという形になります。
古いエアコンとの交換工事を行う場合は、工事の最初に冷媒ガスの回収や処理が行われます。新しい室内機と室外機を取り付けたら、その後に配管や配線の施工を行い、最後に化粧パネル等を取り付けて完了です。設置が終わったら真空引きを行い、室内機と配管の中に残っている空気を排出させます。気密試験や試運転を実施し、問題がなければ作業完了です。
その後は作業スペースの清掃や、養生の片付けなどが行われます。家庭用エアコンの取付工事は1~2時間程度で終わるのが一般的ですが、業務用の場合は5時間から9時間ほどかかることも珍しくありません。設置箇所や台数によっては丸一日かかる場合もありますので、スケジュールをしっかりと管理した上で実施することが大切です。設置状況によっては電気工事が必要となる可能性もあります。
依頼をする際には、どういった工事が必要となるのか、どの程度の時間がかかるのかといった点をよく確認しておきましょう。